リウマチとは
本来ならば病原菌などの外敵を攻撃し身を守るはずの免疫が、自分と外敵の区別がつかなくなり、暴走して自分自身の体を攻撃し、主に手足の関節が痛んだり腫れてきたりする病気です。骨の破壊は比較的に早い段階で出現し、病気になってから2~3年で急速に進行するといわれています。そのため最近は早期診断・早期治療で関節破壊の進行をくいとめることが重要だとされています。
当院のリウマチ科では、日本リウマチ学会認定専門医をもつ整形外科医が専門的な治療を行っていきます。リウマチの症状でお悩みの方はお気軽に当院までご相談ください。
リウマチの主な症状
- 朝方に手、指の関節がこわばる
- 関節が痛む、腫れている
- 手足にしびれや痛みがある
- 手や足が変形してきた
- 疲れやすい
- 微熱や倦怠感がある
など
リウマチの診断・治療方法
診断
リウマチの診断では、まず問診を行い、血液検査やX線検査、関節エコー検査などの結果を照らし合わせて総合的に判断します。リウマチと似たような症状を起こす病気として、変形性関節症のヘバーデン結節があります。この病気は指の第一関節が硬く腫れ、中年過ぎの女性に多いこともあって、リウマチと間違われることが多いため、しっかりと区別する必要があります。これに対し、男性に多い痛風は足の親指などが腫れて痛みますが、ほかの関節に炎症の生じることが比較的少ないため、リウマチと区別できます。
リハビリテーション
リウマチの進行を抑えるため、適正にお薬を服用することで痛みや炎症を取る効果が期待できます。しかし、薬にばかり頼って関節を動かさないでいると、関節が固くこわばってしまうことがあります。ここで大切なのがリハビリテーションです。毎日繰り返し、長期にわたって行うことで、関節の機能障害を抑えられ、また痛みもやわらいでいきます。